第392章 無敵の装甲

食欲がないと思われていたゴールドサンドワームキングが、巨大な口を開け、黒翼獣王の巨大な体を一気に飲み込んだ。その光景には庆少たちは目を見張った。

彼らは自然にそれが確かに神血黒羽獣王であることを理解していた。彼らはもともと、ハンセンが自分で食べるために保存していると思っていたが、まさか全部ペットに食べさせるとは、これは手が大きすぎる。

ハンセンは、ゴールドサンドワームキングが黒翼獣王を飲み込んだ後、突然動かず、体が皮がむけるように奇妙にねじれるのを見て、

「本当に進化する戦闘状態になるんだ!」 と喜び、黄金の砂虫王を魂の海の中に戻し、魂の海の中で進化させることにした。

「超級進化が完成できれば良い。超級神生物を一匹得て、それにブラッドスネイルの鎧を合わせることができれば、どんな超級神生物でも殺せないことはないだろう。」ハンセンは心の中で静かに祈りを捧げ、諸天の神仏全てを拝んだ。彼は黄金砂虫王がニャン君と同じように超級進化を達成できることを祈っていた。

「森兄、もし神の遺伝子がすべて満たされていたら、狩猟した神の血の生物を私に売ってください。これをペットに食べさせるのは、本当にもったいない。」庆少は苦しみながら言った。

「もう食べさせてしまったから、次回ね。」ハンセンはにっこりと微笑みながら言った。彼はペットに食べさせるのが無駄だとは思っていない。

超級ペットアーマーを手に入れたハンセンにとって、強力なペットが一匹いるだけでも助けになる。それに、彼はまだゴールドサンドワームキングが超進化することを期待している。確率はとても低いかもしれないけれど、もしも超進化が起こったらどうだろう?

「私はちょっと用事があるので、これ以上先には進まない。ここでもう別れましょう。」ハンセンは以前ゴーストフレイムバタフライを狩猟した地下岩窟へ行く予定だった。もしかしたら、二つの神の血を持つゴーストフレイムバタフライを手に入れることができるかもしれない。

神の血のゴーストフレイムバタフライはとても有用だ。古代黒狼の短剣は強力だが、それは短剣であり、神の血の弓と矢は準備に時間がかかる。神の血のゴーストフレイムバタフライの強力な威力と機動性は便利だからだ。

既に近くに人がいるという事情で、ハンセンは自分も見に行くことにした。