082大物はどこでも大物、ハク家の人は魚の目を真珠と間違える!_2

白蔹は箸をほとんど動かさず、自分で注文した青菜を少し火にかけただけで、ゆっくりと足を組んでラーメンを食べていた。

後になって分かったが、彼女の判断は正しかった。なぜなら——

路晓晗が取り箸で鍋の中の牛肉巻きをめくりながら、周りを見回して、「これ、誰の肉?」と聞いた。

「私のじゃない」とある人が目を逸らしながら言った。

張世澤はお腹を撫でながら、警戒して「僕のでもない」と口を開いた。

「あなたの腸よ、食べなさいよ...」と誰かが非難し始めた。

「でたらめを言うな、これは明らかにお前の腸だ!」

「...」

一行の人々は押し合いへし合いしながら、互いに疑い、非難し合った。

ああ、鍋の中で煮えている肉が自分のものだと認める人は誰一人いなかった。

最後に白蔹とヤンリンが残りを片付け、このボックスにはほとんど料理が残っていなかった。