096黒水通りに新王誕生!_4

白蔹は少し信じられないようだった。

彼女は首を傾げ、大きな目で彼を見つめた。

「入りなさい」姜附离は交差点で立ち止まり、前方の庭を見ながら、右手を少し上げて、まるで誓いを立てるかのように言った。「本当に叱らないから」

白蔹はようやく視線を戻した。

信じたという表情だった。

**

夜の11時。

白蔹は黒い服に着替え、宿題の本を持って出かけた。

黒水通り青龍バーへ。

中は光が点滅し、タバコの煙が漂い、最も賑わっている時間帯だった。

白蔹はベッドで泣きじゃくっている毛坤を見終わると、落ち着いてバーカウンターに戻り、高椅子に座って、片手で無造作に問題集をめくり、もう片手でぼんやりとカウンターを叩いた。

小七は卓上ライトを取り出し、電源を入れて点灯させ、さらに誰かに頼んで最もアルコール度数の低い飲み物を作らせた。