126 北城の校長を拒否、1位は誰だ?(その1)_3

白蔹は電話を切った。

実際、彼女は考える必要もなかった。

どれだけ時間をかけても、陸鈴犀への答えは一つだけだった。

結局のところ、北城一中に残りたかったのなら、そもそもヒューストンに戻ることはなかったはずだ。

**

江京は北の都市より小さいが、十数区もある。

市の中心は興姜区で、雲霄区と長安区は大学町と経済発展の繁華な地域であり、許家は比較的端にある明豐区にある。

許家の老宅。

クー老太太は黒い綿アウターを着て、花白の髪を後ろで束ね、古い別荘の裏庭の温かい池の側で魚に餌をやっていた。彼女の傍らには黒いコートを着た凛とした女性がいた。

許管家が音もなく現れた。

「人は?」クー老太太は片手に黒く光る杖を持ち、もう片手で隣の壺から魚の餌を掴んで、さっと撒いた。少し湯気の立つ池の中で、錦鯉の群れが次々と水面から跳ね上がって餌を奪い合った。