第21章 黙れ!謝れ!

「このバカ者、自分が何を言っているのか分かっているのか?贋作だと?今すぐにでも誹謗中傷の罪で連行されても文句は言えないぞ!今日、徳仁堂に来たのは最初から悪意があったんじゃないのか!」

少女の顔には怒りと軽蔑の色が浮かんでいた!彼女から見れば、葉辰は無学な屑に過ぎない!このような行為で徳仁堂の名誉を傷つけようとしているのだ!

近くの警備員も葉辰に気付き、彼を取り押さえようとしたが、驚きから我に返った老人が手を振り、彼らを下がらせた。

老人は意味深げに葉辰を見つめ、真剣な口調で言った。「若いの、食事は適当でもいいが、言葉は慎重に選ばねばならん!実を言うと、私が江城徳仁堂の店主の朱仁徳だ。この絵は私が京城のオークションで高額で落札したものだ!前後で300人以上の収集家が真贋を鑑定したが、例外なく、全員が本物だと判断した!お前がこれを贋作だと言うことは、つまりそれらの収集家たちが無能だと言っているようなものだぞ!」