葉辰は二つの三品七紋の青霊丹を箱に入れ、慎重にポケットに収めた。
良いものは、当然最後まで取っておくべきだ。
残りの二つは一気に飲み込んだ。
瞬時に、薬の香りが漂い、強烈な気が丹田の中で絶え間なく衝突していた!
「突破が来る!」
葉辰は大喜びし、急いで盤座して、《九天玄陽決》を運転した。
この時の彼は、まるで微妙な境地に入ったかのようだった。
すべてが言葉では表せないほど素晴らしかった。
彼の周身は赤い光に包まれ、強大な気は地面さえも震わせていた。
しばらくすると、黒い石が葉辰のポケットから飛び出した。
直接彼の頭上に浮かび、その後、光の柱が天に向かって立ち上った!
「破!」
葉辰は怒鳴り、体の束縛を全て打ち破った!
修為が急速に上昇する!
開元境第六層、成功した!
しかしこれはまだ終わりではなかった。第六層はもともと突破寸前だったし、薬効もまだ完全に解放されていなかったからだ。