第140章 即座に拒否!(3度の更新、推薦券を求めます!)_1

「もしかして、会場には超能力者がいる?」

精神性の超能力者であれば、他人の記憶を消去することができる。

雷树伟は跳ね起き、ヨンチンの前に直行し、彼の胸元のボタンを指で掴んだ。

そして引き抜いた。

「私は一体何か間違ったことでも…」

雷树伟はヨンチンを無視し、「今日着ている服は、昨日私が指定した物だな?」と尋ねた。

ヨンチンは頷いた。「そうです!」

「良し!」

雷树伟は直接ボタンを外し、小さなチップが現れた。

そして、彼は注意深くそのチップを一つのデバイスに入れ、それをコンピューターに接続した。

ヨンチンは驚き、全く思いがけなかった。このボタンは実は精巧なカメラだったのだ!

ヨンチンだけでなく、強くて有名なLuo Yuntianもまた驚いた。

雷树伟は話しながらビデオを開始し、武道台での光景が鮮明に映し出された。

二人は最初何も反応しなかったが、叶辰一が足を地につけると、全体の武道台が壊れた瞬間、二人は呆然とした。

「ひっ」二人は息を飲み、全身が震えた。

これが人間なのか?

こんなことができるのは、多分宗のリストに上位50名以内に登録されている者だけだろう。

でも、叶辰はまだ20歳台だ。

それら50名の存在は、どれも名前が知られている強者だ。

二人は、叶辰が袁景福を斬るところまでがすべてだと思っていた。しかし、彼が剣道の虚像を集中させ、遠く離れた場所で人を殺すところを見たとき、息を止めた。

二人は目を見開き、まるで彫像のようだった。

雷树伟の背中は汗ばんでいた。

なぜなら、彼が全力を尽くしても、叶辰の剣には勝てないからだ。

これを妖怪と形容するだけでは足りない、叶辰の行為はまさに天逆ほどのものだろう!

雷树伟は急いでデバイスを取り出し、コンピューター上のあらゆるデータを全て消去した後、コンピューターに掌を打ちつけた。

コンピューターは粉々になった。

雷树伟はヨンチンを見つめ、「ヨンチン、僕についてきて何年になる。この件の深刻さ、理解してるよな。これは、誰にも立ち去ることが許されません、誰にも!」と厳重に告げた。

「分かっています!」ヨンチンの声は微かに震えていた。

……

珠江ヴィラ区。