第152章 私は理解した!(推薦券を求めます!)_1

……

汤臣一品。

スンイは車から降りたときから、叶晨に何かおかしいと感じていた。

彼の身のまわりの雰囲気はとても不快だった。

「小辰子、家に帰ってきたら、天正グループの事は忘れて、本仙女が君のために小龍虾を作ろうと思ったんだけど、今日はもう遅いから。明日の朝、本仙女が作った超美味しいチャーハンはどう?」

スンイは叶晨が無反応だったので、再びにっこりと笑って言った。「家に田螺姑娘が一人増えた感じしない?」

叶晨はスンイを見つめ、自分の身から出る悪気はほとんど消えた。

「お前が田螺姑娘だなんて、お前はまさに月の上の嫦娥だよ。ただ、嫦娥なんてお前のスタイルには敵わないかな。」

スンイは満足そうに頷いた。「小辰子、口がうまい。この宮が感激してるわ!さあ、この宮が寝る時間なの。まだお辞儀してないでしょ?」

叶晨はスンイを無視し、そのまま浴室に向かい、入浴した。

少しスッキリした。

浴室から出てくると、別のトイレからドライヤーの音が聞こえた。だから、彼はただ一言「おやすみなさい」と言って部屋に戻った。

叶晨が目を閉じてから5分も経たないうちに、「キーキー」という音がして、ドアが開いた。

ピンクの影がこっそりと部屋に入り、叶晨を一瞥し、そのまま布団をめくって中に入った。

叶晨はもちろん、入ってきたのがスンイだとわかった。

普段この子は布団を持って来るのに、今日はなかった。

叶晨は何かを思いついて話しかけようとしたところ、スンイが頭を出して静かに言った。「叶晨、私、あなたにひとつ秘密を教えてあげる。この秘密は他の誰にも話したことないの。でもそのかわりにあなたも私にひとつ秘密を教えてね?それじゃないと公平じゃないよ。」

叶晨は頷いた。「いいよ。」

突然スンイが叶晨の肩に頭をもたれかけ、顔がまっ赤になっていてとても可愛い姿だった。彼女は深呼吸を数回してから言った。「それは……私、あなたのことが好きなの。」

「それは知っているよ。」

「でも、あなたに5年前から好意を持っていたことは知らないよね?」とスンイが言った。

叶晨は少し驚いて、首を振った。