第169章 発言力!(3連続更新、推薦票募集中!)

厳燼は目を丸くし、全身に恐怖が押し寄せた!

こいつは唐傲を殺そうとしているのか!

彼が何かを言おうとした時、葉辰の足が激しく踏みつけ、真気が荒れ狂った。

殺気が天を突き破る。

金冷雁はそのまま傍らで見ていた!

葉辰の実力が恐ろしいことは知っていたが、彼が唐傲を斬殺すると聞いた瞬間、彼女の心の中の波が体を揺さぶり続けた。

呼吸が乱れ、全身が凍りついたようだった。

唐傲は伝説級の人物だ!

宗師ランキング200位以内の存在!

しかもそのデータは数年前のものだ!今の唐傲は既に100位以内に入っているかもしれない!

華夏のトップ百人の宗師の一人となっているかもしれないのだ!

葉辰は唐傲さえも見逃さないつもりなのか?

なるほど、だから江城一の称号など気にしていなかったのか!

葉辰は金冷雁の心中を知る由もなく、丹薬を取り出して投げ渡した。「これを飲めば、体の調子が良くなるはずだ。」