電話が切れた。
葉辰の瞳に冷たい光が宿り、相手が更に面倒を起こしに来るかどうか見守ることにした。
もし分別がないなら、後は知らないぞ。
葉辰は黒い石を取り出し、足を組んで座り、修行状態に入った。今日こそ気動境第三層に突破しようと。
絶対的な実力さえあれば、どんなに厄介な人物や事態でも、一刀両断できる!
黒い石が葉辰の周りに浮かび、以前玉璧から吸収した霊気が猛烈に放出された!
瞬く間に、別荘全体が霊気で満ちた!
葉辰は二つの丹薬を服用し、強力な薬効が丹田で炸裂した!
外界の無数の霊気が更に彼の体に向かって押し寄せてきた!
葉辰は九天玄陽決を運転し、金色の光が彼の周身から噴出し、まるで遊龍のようだった!
別荘の屋上で龍の咆哮が響き、その後光が葉辰の頭上へと向かった!
時間がゆっくりと流れ、葉辰の身に纏う気勢は更に恐ろしいものとなっていった。