第298章 轟く雷鳴!(4章目!)

朱雅は知らなかったが、これは全て葉辰の意図的な行動だった。彼は本来、華夏薬盟の丹薬作りに関与するつもりはなかった。

しかし華夏武道局がはっきりと言及したからには、喜んで受け入れることにした!

むしろ事を大きくしたかった。そうすることで項承東が彼に注目するはずだから!

そうすれば相手の口から幽魂監獄の秘密を引き出せる!

……

広場の中央にある丹炉の中で、趙大師は温度を極限まで制御していた!

丹炉全体が真っ赤に染まっていた!

十メートル以内は、温度が極めて高かった!

趙大師は口角に笑みを浮かべ、時間を確認すると、すでに二十秒が経過していた!

もう躊躇わず、三品丹薬の薬材を全て投入した!

丹炉が揺れ動き、強烈な気配が広がった!

今回彼が製作しようとしているのは玄黄丹!

猛烈な丹薬の一種で、一旦製作に成功し服用すれば、修為を一段階上げることができる!