第360章 窒息!(3更!)

これらの言葉を聞いて、葉辰の瞳は血走り、完全に怒り狂った!

彼の眼は極めて血に飢えていた!

この怒りは、まるで長い間耐えてきたかのように、もはや制御不能なほど狂暴化していた。

それは爆発を望んでいた。

殺戮を渇望していた。

破壊を渇望していた。

殺人を渇望していた!

全ての虚無を渇望していた。

葉辰は手にした斬龍剣を振り下ろし、轟く咆哮とともに叫んだ:「今日より、この世から血梅殿は消え去る!」

この一撃には葉辰の怒りの全てが込められていた!

戦濤と四人の血梅殿長老も油断せず、気を放ち、極めて強力な五つの剣を繰り出した!

陣法の加護により、五つの剣が一つとなり、黒い大剣の幻影を形成した!

百丈もの巨大な剣が、容赦なく葉辰めがけて斬りかかった!

「葉辰、どうやって防ぐつもりだ!お前がどれほど強くても、この一撃は耐えられないぞ!」

「どんなに強くても、お前は一人に過ぎない!」

葉辰の斬龍剣は直接その巨大な剣気と衝突した!

血梅殿全体がその力に耐えきれず、吹き飛ばされそうになった!

「ドン!」

戦濤ら五人は陣を組んでこの一撃を防いだが、それでも十歩も後退させられた!

この一撃の威力が如何に凄まじかったかが分かる。

一方、葉辰はさらに悲惨で、体が吹き飛ばされた!

彼は急いで斬龍剣を地面に突き立て、激しい火花が散り、シューという音が絶え間なく響いた。

斬龍剣は地面に長い溝を刻み、岩石が飛び散った。

その恐ろしさが見て取れる!

体内で血気が逆流し、葉辰の顔色が青ざめた。

彼は荒い息を吐きながら、一人で血梅殿の五人の最強者と戦うのは確かに苦しかった。

この五人は、誰一人として華夏武道界では極めて恐るべき存在だった。

江剑鋒や浄道大師には及ばないものの、少なくとも華夏宗師ランキングの十五位以内には入る実力を持っていた!

戦濤と四人の長老の心中は衝撃の連続だった。この一撃では、表面上は彼らが勝ったように見えた!

しかし彼らは五人もいるのだ!

五人がかりでようやくこの若者をここまで追い詰めただけ、この者は天を逆らうほどの存在なのか!

五人は目を合わせ、互いの眼に殺意を見出した。この者を殺さなければ、血梅殿は本当に滅びるだろう!

「殺せ!」

五つの影が急速に飛び上がり、剣影が天を覆い、葉辰を包囲した!