第371章 私に残して!(3回目の更新!)_1

「どうしてこんな……」

叶晨が直接自分の術法を突破し、自分の前まで迫ってきてしまい、白瑶の顔から笑顔が消え去った。

自分の一撃が、逆に相手にあっさりと滅ぼされるなんて、この虫けらを斬るどころではない。

ここではどんな武道の力も使えないのに、目の前の若者はどういうことなのだろう。

考える余裕もなく、突然五指が突き抜けてきて、風が吹き荒れた。

その雪白の首は、あっけなく両手で絞められてしまった。

五指に力を注いだ。

叶晨が動いて、直接大木に突っ込んでいった!

「嫌……」

白瑶は恐怖を感じた。

「君にはチャンスを与えていた。三度目はないよ。」

その冷たい声が叶晨から落ちる。

直後、大音響と共に、白瑶の体が直接叶晨によって大木に向かって放り投げられた!

「カチン!」

大木が真っ二つになり、白瑶は口から新鮮な血を吐き出した。

目の前にいるのは女性であり、とてもセクシーであっても、叶晨の目には彼を阻む者は全て死者に等しい。

白瑶はついに耐えられなくなり、血を吐き出し、見るも無残な状態。

彼女は何も考えず、指先から精血を迸らせ、術法で形成して爪弾きたいと思ったが、叶晨は彼女にチャンスを与えなかった。

「カチン!」と一声で、叶晨のもう一つの手が相手の手首をつかみ、そのまま力を込めて折り曲げると、骨は直ちに折れた!

これでは一生術法を使うことができない!

術法を結集できない白瑶が、廃人と何が違うのだ!

「私の足元にあるこの術法、どうしてあなたには効かないの!あなた、私の手を切断したとは!」

白瑶の瞳は怒りに燃え、獣に変身して叶晨を飲み込みたいと思ったほどだった。

「術法?」

叶晨は冷笑を浮かべ、そのまま足を地につけると、空から降りて来た血龙虚影が直接地面に衝撃を与えた!

「ドーン!」という音が鳴り響き、重々しい爆発音が耳に届く。

その術法は直接崩壊した!

非常に圧倒的な力強さだ!

項承東の身体にかけられた束縛も完全に解かれた。

この一幕を見て、白瑶の怒りに満ちた瞳は恐怖で広がった!

自身が誇りとするものが、その男の目ではこんなに弱いとは誰が思い得ただろう。