第390章 怖がらせた!(6回更新!)_1

江剣鋒は口元のお茶を全部吐き出し、顔色が一変した。濡れた衣装は気にも留めずに、真剣に問う。「ペイ・ロン、何を考えてるの?前回、叶天正のために江家と決裂し、未来を投げ捨てたのに、また同じことをするつもり?」

「なぜだ?もはや、君と江家との関連は一切ないではないか?林家の力がどんなものか知らないのか?江家が君のために危険を冒すはずがない!」

江剣鋒は非常に驚いた。

中国武道界では、林家の力は恐ろしいほどで、江家と共に頂点に立っていても、本当に比較すると、江家は林家に劣る部分がある!

さらに、林絶竜の存在は、彼がどの立場にいても、その力は非常に特異なものだ!

林絶竜を殺す?中国武道界全体で誰がそんなことをする資格がある?

たとえ中国武道界のトップ3にいる者が林絶竜に手を出すとしても、自分の力をよく考えてから行動しなければならない!

自分の妹たちは何を考えているのだろうか?

江憲容は殺意を全身から放出し、テーブルの上の茶碗が震え始めた!

「林絶竜は我が家族の再会を邪魔した。どんな代価を払っても、彼は死ねばならない。」

彼女の言葉が終わると、茶碗が割れる!

その光景を目の当たりにした江剣鋒は、思わず立ち上がり、目を見開き、驚きの声を上げる。「ペイ・ロン、修練の道を歩むつもりなのか?しかも、昔、兄から、昆仑対から持ち出した修練法を修練した?」

彼女のことを驚かせることもあるのか!

彼自身が彼女のことを誰よりもよく知っている!

れっきとした修練というものに興味はない!

以前、長兄が昆仑対から強力な修練法を持ち帰り、江憲容に覚えさせ、修練させようとした。しかし、江憲容は数分間見ただけで、その貴重な修練法を焼いてしまった!

長老は心臓病が出そうなほど怒った!

彼が予想だにしなかったのは、江憲容がすでに修練法を覚えていたことだ。しかも修練していたなんて、しかも修練のレベルは低くない!

彼の目にはこのレベルはたいしたことではないが、これは一晩だけのことだ!

彼は江憲容の身に反天の血統と霊脈が流れていることを知っていたが、これはあまりにも恐ろしい。