第393章 怒りの炎！（3更！）

江剣鋒は一歩前に出て、指を江風華に向けて言った。「もう一言でも余計なことを言えば、お前を潰すぞ！」

江風華は黙り込んだ。江剣鋒のことは、やはり恐れていたのだ。

江佩蓉は老婦人に目を向け、真剣な表情で言った。「中にいる老爺様のことは分かっています。私が江家に入るためには、何が必要か教えられたはずですね。」

老婦人は目を細め、頷いた。「江家に入りたいのなら、三つの技を耐え抜けばいい。そうすれば、もう邪魔はしない。老爺様が中で待っているわ。」

江剣鋒は驚いて、慌てて言った。「師匠、あなたの三つの技は佩蓉どころか、私でさえ耐えられないかもしれません！これは無理な要求です！」

江剣鋒は良く知っていた。老婦人は華夏の宗師ランキングには載っていないが、実力は間違いなく自分を上回っている。

一撃で、江佩蓉は持ちこたえられないかもしれない！

これは自殺行為だ！

老婦人は首を振った。「もちろん、私ではない。」

そして、隣の江風華を見て言った。「江佩蓉、老爺様の指示だ。彼に会いたければ、江風華の五割の力の三つの技に耐えればいい。反撃して防御してもいい。もちろん、私としては江家を離れることをお勧めする。それがあなたにとっても、江家にとってもいいことだ。」

江佩蓉は不気味に笑う江風華を一瞥し、一歩前に出て、拱手して言った。「ご教示願います！」

江剣鋒は急いで諭した。「佩蓉、何をするんだ！この江風華がどんな手を使うか、分かっているだろう！」

しかし江佩蓉の決意は固かった。

江風華は冷笑して言った。「江佩蓉、これはお前が自ら求めたことだ！お前はずっと足踏みしているが、私はとっくに境界を越えている。お前と私の差は、蛍の光と日月のようなものだ！私の一撃にどう耐えるか見物だな。」

次の瞬間、江風華の体から気の波が巻き起こり、広がっていく様子は人々の心を震わせた。

同時に、江風華は三歩踏み出し、地面が微かに震動し、一撃を江佩蓉に向かって放った！

江剣鋒は様子がおかしいと感じた。これは五割の力どころではない。彼が動こうとした時、老婦人は既に彼の前に現れ、片手で彼の肩を押さえていた。

「剣鋒、師匠を責めないで。老爺様は江家の天なのよ。彼の命令には従わざるを得ないの。」

江剣鋒の体は固まり、動けなくなった。

「師匠……」