第402章 最高の選択!(1更!)

京城師範大学、教師宿舎。

葉辰は林家で起きた出来事を知るはずもなく、今は九天玄陽決を運転していた。

先ほどの破天一剣による衰弱感はかろうじて消えていた。

離合境に踏み入れた後は、破天一剣を無傷で使えるようになると思っていたが、今になって破天一剣が想像以上に恐ろしいものだと気付いた。

殺戮道君から授かったこの三つの剣意がいかに恐ろしいものかが分かる。

破天剣意がなければ、今日も江家からそう簡単には離れられなかっただろう。

江家の老爺の実力と先見の明をもってすれば、自分のこの剣法の強さを必ず見抜いていただろう。相手から見れば、自分の潜在能力など破天剣意に比べれば取るに足らないものだ!

まったく笑止千万だ!

葉辰の部屋には血竜の幻影が漂っていたが、血竜の幻影があまりにも巨大で、この部屋には収まりきれないようだった。