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十分後、葉辰は数人を片付け、朱雅と百里氷を伴って龍脈の地へと足を踏み入れた。
洞窟に入るや否や、極めて強い熱気が襲いかかり、洞窟全体の温度は極めて高く、数歩も歩かないうちに、二人の女性は全身汗まみれとなり、ブラジャーの色や谷間までくっきりと浮かび上がっていた。
葉辰は仕方なく首を振り、血竜の気を少し放つと、二人の女性は体が楽になり、汗も消えていった。
突然、葉辰のポケットの特殊な携帯が鳴り出した!
百里雄が近くにいる!
葉辰は目を細め、南側で何か物音を聞いたが、携帯の指示は西側を示していた!
そのとき、百里氷は何かを感じたように、ある方向へと向かっていった!
その場所は熱気がますます強くなり、数十歩進むと、断崖絶壁に出くわした!
断崖には切断された腕や死体が百体ほど散乱し、死体の山が築かれ、血生臭い光景は恐ろしいものだった!