第490章 人の心は測り難し！（3更！）

叶晨は足を止め、遠くにいる方振業を冷たく見つめながら言った。「これは本来、私とお前の恨みだ。なぜ罪のない人まで巻き込む」

彼は先ほど近くで方振業の言葉を聞いていた！

そして、この円卓会議の結末も知った！

高みにいる者たちが、ただの会議で他人の命を左右できるというのか？

この連中が本当に保護者なのか？

みんな自分の利益しか守っていない！

叶晨は本当に怒った！今回は危険が待ち受けていることは分かっていたが、どうあってもこの戦いは避けられない！

彼の状態はすでに頂点に達していた！体内の血龍がまるで今にも飛び出しそうだった！

それだけではない、天を破る剣意、第三の剣を、昨夜輪廻の墓地で試してみた。

本命霊シンボルと血龍を同時に発動させ、大量の丹薬を服用すれば、第三の剣を使いこなせる！

これが彼の最大の切り札ではない。最大の切り札は輪廻の墓地が絶えず震動していることを発見したこと。万道剣尊陳天梨と彼の距離がどんどん近づいているのを感じていた！

彼には大能がいないと？

万道剣尊はすべてを粉砕できる！

方振業は叶晨を見て、心の中で喜んだ。

探し求めていたものが、こんなにも簡単に手に入るとは！

「小僧、まさか本当に江道山に来るとは思わなかったぞ。よし！非常によい！これで私が直接探しに行く手間が省けた！今日この場所がお前の墓場となる！」

叶晨の瞳は冷たく、斬竜剣からはまだ血が滴り、彼の周りの煞気はますます強くなっていった。さらに言った。「林絶龍たちはどこだ！それと、私の父はどこにいる？」

方振業は後ろにいる他の保護者たちを横目で見て、当然認めるはずもなかった。

「何を言っているのか分からないな！」

叶晨はこういう答えが返ってくることは分かっていた。どうあれ、ある種の答えは拳で殴り出すしかない！

彼はもう無駄話をする気はなく、直接方振業に向かって突進した！

周囲に狂風が巻き起こり、殺意が天を覆った！

方振業に触れそうになった時、一つの影が叶晨の前に立ちはだかった。

それは包培民だった。

叶晨は当然包培民を知っていた。冷たい声で言った。「お前まで私を止めるつもりか？」