第508章 天賦者!

真元の境界を突破?

叶晨は陳天梨の言葉を聞いて、眉間に川の字を刻んだ。

そんなことがあり得るはずがない!

彼は陳天梨が狂ったのではないかと思った。

離合境に入ってからまだ間もなく、九つの小境界のうち、まだ数個しか越えていない。

真元境までの差はまだまだ大きい!

修練は後になればなるほど、一つの小境界を越えるのも青天に登るより難しい!

大境界に至っては言うまでもない!

昆仑虚の強者たちの多くは、一生かけても真元境に到達できないかもしれない!

それなのに今、陳天梨は真元境を突破しなければ出られないと言うのか?

「突破に集中しなさい。チェン・フン・ホ・ヤン・シはあなたが思うほど単純ではないわ!」

「これは昆仑虚でも大きな機縁とされています。本来なら、その中のエネルギーで輪廻の墓地を潤すつもりでしたが、今は考えを変えました。」