第671章 やめておいた方がいい(5更!)

葉辰も説明する必要はなかった。

説明したところで、誰も信じないだろうから。

すべてが自然に明らかになる時が来れば、この秘密は必ず世間に知れ渡るだろう。

その日、おそらく崑崙虚の人々は皆、驚きのあまり顎が外れるだろう。

紀霖は突然何かを思い出し、慌てて言った。「しまった、大事なことを忘れていた!早く青玄峰に行かなければ!」

葉辰は眉をひそめ、驚いて尋ねた。「君も青玄峰に行くのか?」

「当たり前でしょ。ここまで来たんだから、青玄峰に行かないで何するの?ってことは、あなたも行くの?」

紀霖は目を瞬かせ、突然何かを思い出したように。

「姉さんから聞いたけど、医神門は林青玄の一派だって。あなたが青玄峰に行くのは、医道の極意を求めるため?」

「医神門にいたのは数年だけで、毎日武道のことばかり考えてたから、医術もたいしたことないでしょうね」