第700章 どう戦えばいい!(4章目!)

「バシャッ!」という音とともに、王蛮の腕が真っ二つに折れた!血が大地を染めた!

しかし、それで終わりではなかった!

王蛮の耳元に冷たい声が響いた。「今から、私が直接お前を地獄へ送ってやる」

次の瞬間、葉辰は再び王蛮の前に現れ、不滅の炎を纏った拳が王蛮の胸を貫いた!

「ドクッ!」

血が空を染め、王蛮は反応する間もなく、全身の骨が粉々に砕け散った!

そして、地面に激しく叩きつけられた!

「ああっ!」

血盟全体に彼の悲痛な叫び声が響き渡った!

「ドン!」

地面に深い穴が開き、身長二メートルを超える王蛮の姿は消え去った!

深い穴の中には血溜まりだけが残された!

静寂!

血盟の広場は極限まで静まり返った。

その静けさは、その場にいた全ての者の息を詰まらせるほどだった。

一陣の冷風が吹き抜けるまで、血盟の長老たちと弟子たちはハッとして我に返った。

力で支配していた王蛮は、五秒以内にあの若者を倒すどころか、逆に一撃で粉砕されてしまった!

なんてこった!

この仮面の若者は肉体修練者なのか!

それも天を凌駕するような存在なのか!

彼らが気付いた時には、葉辰は血盟の全員の前を通り過ぎ、外へと向かっていた!

その瞬間、誰一人として止める者はいなかった!

寒風が舞い、勇士は去る!

金戈鉄馬、阻む者なし!

あの一撃の威力は数百人を屈服させたのだ!

剣血沈は当然葉辰を逃がすわけにはいかず、冷ややかに言った。「お前たち、目が見えんのか。もしこの小僧を逃がせば、お前たちの修為は全て無駄になるぞ」

この言葉に、皆の顔色が変わり、次の瞬間、無数の武器が葉辰に向けられた!

全員が動き出し、殺気を放ち、葉辰を包囲した!

幾重にも重なる包囲網!

一夫当関万夫莫開!

無尽の威圧が天から降り注ぐ。これは数百人の血盟の最強者たちの力なのだ!

普通の人間ならこの威圧の下で確実に死を迎えるはず!

葉辰の足も地面に埋まり、一歩も動けなくなっていた。

「攻撃開始!」

血盟の長老の一人が命じた。

すると、無数の影が葉辰に向かって飛び掛かり、天を覆う剣影が全てを引き裂いていく!

中には葉天正に向かう剣影もあった!

葉辰の瞳に殺意が閃いた!

本命霊符、血竜の力、そして不滅の炎が全て体に集中する!

同時に斬竜問天剣を握りしめた!