095 私の兄弟マシュー(購読をお願いします)_3

著者:オードリッチ・トウ.

書籍の表紙は、金貨の山に寝転んでいる大地精の姿であった。

マシューは見て微笑むことができた。

オークの商会の会長は、当面、これらなど必要としない。

しかし、レイラの態度によって彼は気づかせられた。

自分は恐らく、間違っていない人を選んだのだろう。

……

それから三日後。

コールドシティの北門。

マシューは出発の準備を整えていた。

昨晩、彼はアイラと月光の女神アシアを通して、逆召喚の形で観光に来ていたレイガとリー・ウィチを送り出したのだ。

そして今日。

彼はここでポポと別れ、レイラと一緒に北方への帰路につく予定である。

「もう送らなくていいよ、俺は安全だから。」

城門で、ポポはヘルメットを大らかに調整しながら言った:

「前にも言ったけど、これからは黄金の海岸を西に進んでいくよ。巨石城を経由して、カンナン城に到着さ。フーシーシスターズの足取りを追うつもりだし、転居できる方向はそれほど多くないから、西方向が正しいだろうと思うよ。」

マシューは笑って言った:

「もしも、どうしてもフーシーシスターズを見つけられなければ、戻ってきてくれ。コールドシティには君の商会もあるんだから。それでも迷ったら、北へ行ってみてもいいさ。ローリングストーンズタウンはいつでも歓迎してるからね。」

ポポは力強く頷いた:

「ローリングストーンズタウン、メモしたよ、それってレイガさんの領地だよね?

彼も僕を招待したことがあるから、本当にどこにも行くところがなくなったら、君たちのところに行くよ。

でも、期待した方がいいよ、僕は天倫宮を爆破できる奇機師になりたいんだ!

たとえシスターズを見つけられなくても、伝説の『機械、火の竜、タイタン』を見つけ出してみせるさ!

待ってるように、マシュー。次会うとき、君をびっくりさせてみせるよ」

その間に。

彼女は突然、一つの小さな黒い箱をマシューの手に押し込んだ。

「これは友の贈り物だ、本当の友だけがこれを持つことができる。」

ポポは強調した。

マシューはプレゼントを受け取り、少し困惑した様子で、彼自身はポポに贈り物を準備していなかったからである。