155 世界の樹の子孫_2

マシューはやや困っていた。

どの種類の不死者も、細かい工事作業には向いていない。

自分がグレーダワーフ建設チームを持っていたらなんて、彼はまた一度想像した。

そして、建設チームだけでなく。

マシューは初めて一つのことを考え始めたー

自分には助手が必要なのではないか?

成功した魔法使いには助手や弟子が欠かせない。

後者は魔法使いの代わりに繰り返し、機械的な仕事をしてくれる。

そうすれば自分自身を大いに解放し、時間をさらに意義ある事に投入することができる。

死霊魔道士ヘンリーは実際、良い選択だと思う。

しかし、彼は赤土山から叛逃してきた人物であり、マシューには彼の忠誠度を確認することができず、安全上の配慮で彼はローリングストーンズタウンの三巨頭によって南貿易ステーションに配置され、表面上は赤土山の状況を監視するように見えるが、実際にはヘンリーを監視する人を配置している。

ヘンリー本人も、この事実を理解していると思われる。

最近彼自身、積極的な態度を示している。

しかし、まだ試験期間がもっと必要だ。

「あるいは、連盟から二人の弟子を募るのも悪くないかも、私が提供できる金貨の補償はそれほど多くないけれども、知識点数は用意できるだろう。」

どのような弟子が自分の要求すべてを満たすことができるのだろうか?

マシューは深思に陥った。

……

夜になると。

マシューの姿はオークの森に現れた。

この夜の月明かりは非常に明るい。

遠くから。

彼はケンタウロス・オービストが南側で巡回しているのを見た。オーベストの態度は真剣そのもので、25皮のオークの木を一つひとつ手作りで検査し、害虫の被害を受けていないことを確認していた。

奴も結構な高慢さだ。

マシューは普段ほとんど彼に会うことはなく、オーベストがほとんどの時間をオークの森で巡回していることを考えると、マシューは一時期、オーベストが自分を避けているのではないかと疑った。

彼が残ったのは、ルルのためだと、マシューもよくわかっていた。しかし、彼の態度はちょっと過剰だ。

「まあ、高慢なのも何も問題ない。イーライも最初は非常に高慢だったからだ。」