173 均衡領域:花屋のベテランと方剤魔法使い_3

この能力は量と質の矛盾を緩和できるので、取らない理由はない。

「花屋のベテラン」については。

マシューは必要な人に譲ろうと考えた!

それ以外には。

均衡領域はマシューに永久ステータスを与えた。

「体操の達人:あなたのバランス能力+10(クライミング、ジャンプ、ランニング、水泳、体操、乗馬などの運動検定+3)」

良い能力だ。

少なくとも今後ペガサスやナイトメアに乗るとき、マシューは自分をより良く守ることができる。

「そういえば、上質な鞍を二つ買わなければならない。ペガサスは非常に揺れないマウントだが、それでも少し不快感がある。」

「オークの商会の資金が一部戻ってきたら、老人ファロンに頼んで二つの鞍を手に入れるついでに、アビンとレニスメの勘定を片付けよう。」

マシューは伸びをしてキノコ園から出た。

領域の契約は完全には成功しなかったが、二大セレモニアル場は以前のような緊張した雰囲気ではなくなった。

この点は、マシューがセレモニアル場の交差点の墓地の入口に立つと明らかに感じられた。

彼は入口で切り出された石段をゆっくりと下った。

以前と比べて。

「体操の達人」の加護がある。

彼は明らかに安定して歩いていた。

だがこの臨時に開かれた石段はやや急すぎる。

「ここにエレベーターを設置できれば良いのに、ちょうど坩堝ハウスのように、墓地から世界樹の樹冠まで直通できる。」

マシューは考えながら首を振った。

彼は以前、タワースピリット177のマジックエレベーターの価格を尋ねた。

それは彼の手の届かない数字だった。

「結局はやっぱりお金が足りない。」

マシューは次のギルド魔法使い訪問グループがいつ来るかを考え始めた!

そしてその時である。

彼は突然、石段の横で熟睡しているシンワックに気づいた。

墓地の開発作業が完了して以来。

食人鬼は普段マシューのために墓石をほぼ掘る以外に何もしていない。

今の彼はどこよりも充実している。

毎日たっぷり眠る。

空腹時にはベジタリアン食がある。

これにはマシューが彼の健康状態を心配し始めた:

「彼には適度な運動をさせるべきなのかもしれない?」

たとえば。

人力エレベーター?

この考えがマシューの頭に浮かんだ矢先。

一人の人間が墓地の外のダンジョンで突然叫んだ: