万が一南貿易ステーションの近くに寝ていたら、面倒なことになる。
だからマシューはまずレッドリバータウンに積まれた千体以上の遺体を運ばなければならなかった。
幸い、迷いの灯が効果を発揮した。
この道具自体が寒い夜へのリターンに似た効力を持っており、マシューの負担を大幅に軽減してくれた。
ついに日の出までに。
マシューはこれらの遺体を墓地に運び終えた。
そして墓地の埋葬区にて。
マシューは苦役の母ミョーサチを呼び、ゾンビを指揮して地面にいくつもの穴を掘らせ、死者たちが一時的に安らげる場所を作った。
負のエネルギーの影響により。
これらの死者は一定の確率で自然にゾンビ化し、普通の遺体のように早く腐敗することはない。
彼らは墓地で最も信頼できる予備軍だった。
必要に応じてマシューはいつでも彼らを不死者に変換できる。
墓地に十分な埋葬スペースがある限り。
マシューの不死の大軍は無限に増強されていくだろう。
これこそ死霊魔道士の最も恐ろしい点だった!
ミョーサチは快く承諾した。
マシューはさらにゴーストの首領アリにも助けを頼んだ。
一晩中忙しさに追われた彼はようやく欠伸をし、家に戻って眠りについた。
しかし次の日の朝。
レイガの声ですぐに起こされた——
この男はシーバに罪の聖杯の使い方を指導しながら覚醒の儀式を進めていた。
しかし父娘の行動は非常に謎めいており。
作業の全てが石屋の中で行われていた。
マシューはシーバの声すら聞こえず。
ただレイガの大声だけが耳に響いていた。
昼食時に。
マシューはようやくシーバに会った。
彼女の顔色は以前よりも明らかに良くなっていた。
レイガの話によれば。
全てが順調に進んでいるとのこと。
現在の進捗状況によると。
シーバはあと二週間で最終的な覚醒を完了し、驚くべき能力をいくつも習得する可能性がある。
レイガはこれを語る際に異様なほど興奮していた。
彼は自身がかつてどのように覚醒し、どのような強力な能力を手に入れたかを楽しげに話していた。
しかしマシューが観察する限り。
シーバ本人は覚醒後の力にあまり関心がない様子だった。
彼女はむしろそれを拒絶しているようにさえ見えた。
さらに。
これはマシューの錯覚かもしれないが。
シーバの唇の色が以前より暗くなった気がした。