189 死の指と苦役の母_3

あなたはスフィンクスとアドバイザー契約を締結しました。これからの500年間、彼は毎年必ず半分の期間を墓地にてあなたの指示を待つ義務があります。」

……

「マシューの墓地へようこそ！」

その黒くて硬い腕は瞬時に消えた。

マシューの顔には熱意に満ちた笑顔が溢れていた：

「尊敬するスフィンクスさん、ここにはすぐに馴染んで、家のような感覚を見つけられると信じています！」

「ですが、一つ忠告しておきますね。あなたの現在の身体はあまりに巨大すぎますので、墓地を歩き回る際には、もっとミニサイズで親しみやすい姿を選んでいただけると助かります。」

スフィンクスは不機嫌そうに言った：

「そんなの、もちろん分かってる！」

「今見えているのは俺の神話形態だよ。俺は俗世用の形態も持っているんだニャ！」

そう言いながら、彼の身体は急速に縮み始めた。

そして、全身が清潔で大きな目をしたスフィンクス猫に変わった！

その時。

状況をよく知らないシーバがスカルの山の中から押し分けて出てきた。彼女は人混みの中でスフィンクス猫に一目惚れし、興奮しながら抱き上げた：

「これ、あなたの新しいペットなの、マシュー？」

スフィンクス猫はさっそくむくれた表情をした。

マシューは彼女にウィンクをしながら言った：

「まあ、そんなところかな。暇があれば、スフィンクスさんに墓地を案内してあげて。」

「きっとすぐにここが大好きになるさ、俺は信じてるよ。」

……

「提示：あなたの墓地に新たな知識アドバイザー“スフィンクス”が加わりました。少量の戦略経験（セレモニアル場）を獲得しました。

以下の行動により戦略経験を向上させ、最終的には墓地の戦略レベルを上げることが可能です——

1. より多くの守護者（エリートテンプレート以上）を募集する。

2. より多くの付属建築を建設する。

3. より多くの層数と面積を開拓する。

4. より多くのネガティブエネルギーチャネルを設立する。

5. より多くの中級アンデッドを召喚する。」

……

スフィンクスの強制加入により、墓地の戦略経験がわずかに向上した。

マシューは確認してみたところ、戦略レベルはLV2まであと3分の2ほど進捗バーが残っており、あまり遠くはなさそうだった。