姚青は断らなかった。彼は沈家に従っているものの、沈家のことをずっと見下していた。
そのため、姚青は知っていることをすべて秦玉に話した。
「沈家の主な収入源は健康食品です。ただし、今の金持ちは多かれ少なかれ不動産業にも手を出しています」と姚青は言った。
「健康食品?」秦玉は眉を上げ、思わず冷笑した。
これは自分の得意分野ではないか?
秦玉がどの丹方を出しても、沈家を破産させることができる!
「秦さん、なぜ顔家にこの件を任せないのですか」と姚青は不思議そうに尋ねた。
「顔家なら、一言で沈家を破産させることができるはずです」
秦玉は首を振り、低い声で言った。「何でも人に頼るわけにはいかない。自分に実力があってこそ、他人の尊敬を得られるんだ」
もし何もかも顔若雪に頼っていたら、秦玉に顔家に縁談を持ちかける資格などあるだろうか?