第110章 忠実な姚青

姚青の口調に、柳世輝は不快感を覚えた。

彼は意味ありげに姚青を見つめ、言った。「どうしても入るというなら?」

姚青は表情を変え、歯を食いしばって言った。「そうなれば、申し訳ありませんが。」

柳世輝はそれを聞いて、大笑いした。「内勁七段の役立たずが、俺の前で大口を叩くとはな。お前、自分を買いかぶりすぎじゃないのか?」

その言葉を聞いて、姚青の心臓が震えた!

柳世輝が自分の実力を正確に言い当てたということは、間違いなく自分より上だということだ!

「推測する必要はない」柳世輝は冷笑した。

「俺は内勁大師、二段だ。お前、どけ!」柳世輝は命令口調で言った。

内勁大師のレベルと内勁七段では雲泥の差があり、姚青には勝ち目など全くない!

しかし姚青は意地を張って、柳世輝の前に立ちはだかった。