青い炎が、秦玉の手のひらで踊っていた。
数メートル離れていても、その狂熱的な力を感じることができた。
「青...青い霊火?」その霊火を見て、羅建の顔は一瞬にして青ざめ、心に無力感が漂った!
そして、観客席の目利きたちは突然立ち上がり、秦玉の手のひらを食い入るように見つめた!
「あ...あれは青い霊火だ、本当に青いぞ!」
「青い霊火...本当に存在するのか!」
「あの若者は一体誰なんだ!なぜ青い霊火を持っているんだ!」
周通までもが尻もちをつき、顔に絶望の色が浮かんだ!
秦玉はやや驚いていた。
この人たちは自分の手の中の霊火を...何か恐れているようだ?
「こんなことはありえない、絶対にありえない!」羅建の額から豆粒ほどの汗が流れ落ちた。
秦玉は眉をひそめて言った。「どういう意味だ?お前の霊火と私のは違うのか?」