二人は生髄丹を左右から眺め、目には好奇心が満ちていた。
「こんな小さな薬で国際問題が解決できるなんて、信じられないね」とピーターは呟いた。
彼の言葉には疑いが込められていたが、秦玉は気にしなかった。
これらを経験していなければ、秦玉自身も信じられなかっただろう。
その後、秦玉は護脈丹を持って楊霄の前に歩み寄った。
彼は手を楊霄の胸に当て、しばらくすると、楊霄の口が少し開いた。
秦玉は素早く護脈丹を楊霄の口に入れ、自身の霊気を使って護脈丹を体内に導いた。
「よし」これらを終えた後、秦玉は楊菁を見た。
「私のすべきことは終わった。後は君たちに任せる」と秦玉は言った。
楊菁は頷き、「行きましょう。晩餐の準備は済ませてありますから、食べながら話しましょう」と言った。
「晩餐は遠慮させてもらう」秦玉は首を振った。