第208章 怒れる顔若雪!

秦玉は冷たい表情で、一言も発しなかった。

彼の体は、数本の太い鉄鏈で縛られ、身動きが取れなかった。

袁弘は秦玉を睨みつけ、冷ややかに言った。「お前のその傲慢な態度が気に入らないな。」

秦玉は目を閉じ、袁弘の相手をする気も起こらなかった。

これは明らかに袁弘の怒りを更に煽った。

「小僧、来世では性格を改めることだな!」袁弘は怒鳴り、両手を広げると、周囲に光が輝き始めた!

この陣法は、かつて秦玉が仕掛けた陣法と、似たような効果があるようだった!

ただし、袁弘のこの陣法は、威力がより強大なようだった!

陣法の発動に伴い、袁弘の周身が光り始めた!

彼は地を踏み、体が宙に浮かび、両手に二つの巨刃を凝縮させた!

「死ね!」袁弘は怒鳴り、下へと突き下ろした!

瞬時に、その二つの巨刃が空から秦玉めがけて激しく切り込んだ!