第210章 飢え渇くように!_1

シンギョクは、まるで飢えたようにヤインエネルギーを吸収していた。それにより、一時的に霊気は抑制されたかのように、体内では何の反応もなかった。

これはシンギョクが始めて、無尽蔵のヤインエネルギーを感じた瞬間だ。

彼はさえ、このヤインエネルギーは完全に吸収することができないほどだと感じた。

「この老祖はやはり私を騙していなかった。」シンギョクは小声でつぶやいた。

今回の打坐(瞑想)は、どれほどの時間を要するだろう。

なぜなら、このヤインエネルギーを完全に取り込むことはほぼ不可能だからだ。

時間は一分一秒と流れていき、一日一晩があっという間に過ぎていった。

そしてシンギョクの力は、基盤期第三レイヤーから、見事に四層に踏み入ることに成功した。

彼の体は金色の大閃光を放ち、その閃光は一層一層と肌に密着し、まるで肌に吸収されるかのようだった。

シンギョクの肉体は、ますます硬くなった。

しかしまだ終わりではない。なぜなら、そのヤインエネルギーはほとんど消耗しなかったからだ。

瞬く間に、また三日が過ぎ去った。

その三日間、シンギョクは飲まず食わず眠らず、標識から溢れ出たヤインエネルギーを必死に吸収し続けていた。

周りの温度は極度に冷え、花や草さえもゆっくりと枯れ始めた。

誰もが知らなかった。シンギョクが今回の打坐(瞑想)に、いったいどれだけの時間を費やすのかを。

...

江家。

江家がシンギョクに属すると宣言して以来、その地位は目に見える速度で下がり始めた。

かつての江家が一家総大将の情景は、もう見ることはほとんどない。

「父さん、まさかこれで諦めるのか?」と一方で江宇がブツブツと不満を漏らした。

江古は冷たく江宇を一瞥し、つい声を上げて怒鳴った。「あんたのせいでこんなことになったんだよ!もしもあんたがいなければ、江家がこんな災難に見舞われるはずがないし、あんたの兄貴も死ぬことはなかったわけだ!

その一喝に、江古は途端に声を失った。

「何をあがいてもダメで、失敗ばかりのくだらんやつ!」江古は怒鳴った。

「ほうほう、自分の無能さを子供にぶつけるのか?」

その時、外から突然声が聞こえてきた。