第312章 また狙われた

気息の爆発とともに、大宗師の実力が一瞬にして露わになった!

その二人の若者は顔色を変え、冷たく言った。「なるほど、大宗師が控えているから、そんなに傲慢なわけだ!」

そう言いながらも、二人は大股で江古に向かって突進した!

聖体を得た江古の実力は想像を超えていた!

江古が大きな手を振り上げると、巨大な平手が彼らの顔に打ち下ろされた!

肉身の力だけで、江古はこの二人を吹き飛ばした!

「さっさと消えろ!」秦玉は冷たく言った。

二人は顔を押さえながら立ち上がり、秦玉を指差して言った。「我が家主は必ずあなたを許しませんよ!」

「おまえたち、くだらない話が多すぎる」秦玉の表情が次第に冷たくなっていった。

その時、一人の老人が暗がりからゆっくりと現れた。

彼は両手を後ろに組み、薄く笑いながら言った。「あなたは随分と威勢がいいですね。私の静寂を乱し、私の弟子を傷つける、少し度が過ぎているのではありませんか?」