秦玉が自信を取り戻したのを見て、顔お爺さんも安堵の笑みを浮かべた。
「顔お爺さん、お休みください」と秦玉は言った。
彼はこれ以上時間を無駄にしたくなく、早く閉関修行に入りたかった。
この期間、秦玉は大量の薬材を集めただけでなく、心境も大きく向上していた。
時間さえあれば、秦玉は早く自分の実力を高めることができるはずだった。
顔お爺さんは頷き、秦玉の時間を邪魔しないよう、部屋を出て行った。
夜も更けて静かだった。
長老府は月光に照らされ、辺り一面が明るかった。
その月光の下で、一人の青年が足を組んで座っていた。
彼の周りには、かすかな気配が漂っていた。それは最も純粋な霊気だった。
この姿勢のまま、一晩中座り続けた。
翌朝、秦玉は突然目を開いた。
薬神閣の薬師たちは、早くから朝食を持ってきていた。