第384章 認可は必要ない!

衆人の切望する姿を見て、閣主も心を動かされたようだった。

「執法長老と護法は留守番だ」しばらくして、閣主は淡々と言った。

皆はそれを聞いて、大喜びした。

「閣主様、ありがとうございます!」中庭に轟くような声が響いた。

その後、閣主は時間を無駄にせず、薬神閣を出て行った。

数十人の薬師たちが後に続き、このような光景は前代未聞だった。

暗がりに隠れていた喬五も、この光景に驚かされた。

「彼らはどこへ行くんだ?」喬五は眉をひそめて言った。

「さあ、誰にもわからないさ」

喬五は熟考した末、重々しく言った:「後をつけて見てみよう」

三人は素早くホテルを出て、こっそりと皆の後を追った。

閣主の言う功法の在り処は、清河鎮にあった。

清河鎮は岩山が多く、奇峰峻嶺が至る所に見られた。

多くの場所は車も通れず、歩いていると数十年前にタイムスリップしたかのようだった。

すぐに、一行は巨大な山の麓に到着した。

驚くべきことに、この大山の前には巨大な石段が立っていた!

石段全体が神業のような造りで、雲を突き抜けるほどだった!

その石段の上には、なんと巨大な手が!

このような光景に、人々は震撼した!

石段に近づくと、強烈な威厳の気配を感じ、思わず頭を下げて拝みたくなるほどだった。

実力の低い者は、その場で頭を地につけて拝み、秦玉でさえも少し不快感を覚えた。

まるで体も神識も、この石段に吸い込まれそうな感覚だった。

閣主は上方の大手を指さして言った:「功法は上にある。登れれば、功法が手に入る」

「そんなに簡単なんですか?」秦玉は少し驚いた様子で言った。

閣主は秦玉を一瞥し、淡々と言った:「油断は命取りだ」

秦玉は舌を出し、照れ笑いしながら言った:「軽率でした」

暗がりで。

喬五たちもこの光景を目にしていた。

「はっはっは、あの秦玉が天梯を登ろうとするとはな!あいつは正気を失ったに違いない!」喬五は思わず大笑いした。

彼の傍らにいた者も冷笑して言った:「古来より、天梯を登れた者は指折り数えるほどしかいないが、上で命を落とした者は数え切れないほどだ」

「そうだな」喬五も思わずため息をついた。

「かつての葉青でさえ天梯を登る勇気がなく、葉青と並び称された姜和は試みたものの、あやうく命を落とすところだった」