衆人の切望する姿を見て、閣主も心を動かされたようだった。
「執法長老と護法は留守番だ」しばらくして、閣主は淡々と言った。
皆はそれを聞いて、大喜びした。
「閣主様、ありがとうございます!」中庭に轟くような声が響いた。
その後、閣主は時間を無駄にせず、薬神閣を出て行った。
数十人の薬師たちが後に続き、このような光景は前代未聞だった。
暗がりに隠れていた喬五も、この光景に驚かされた。
「彼らはどこへ行くんだ?」喬五は眉をひそめて言った。
「さあ、誰にもわからないさ」
喬五は熟考した末、重々しく言った:「後をつけて見てみよう」
三人は素早くホテルを出て、こっそりと皆の後を追った。
閣主の言う功法の在り処は、清河鎮にあった。
清河鎮は岩山が多く、奇峰峻嶺が至る所に見られた。