第436章 お前は昔より冷酷になった

秦玉の言葉には、明らかに不快感と悲しみが込められていた。

秦玉はこれが方悦の権利だと分かっていても、心の底では言い表せない不快感を感じていた。

「秦兄さんは嫉妬しているようですね」と方悦は冗談めかして言った。

秦玉は両手を広げて言った。「それはあなたの権利です。賀騰は潜在能力ランキング第一位なのだから、私とは比べものになりません」

方悦は思わず口元を押さえて笑い出した。

「もういじめるのはやめましょう。この招待状は私が賀騰に渡したのではなく、賀騰が私にくれたものです」と方悦は言った。

「賀騰は家柄も良く、背後には天に通じる師匠がいます。内丹のことについては、私以上に詳しいのです」

「私に連絡してきたのは、単に助けを求めているだけなのです」

ここまで話して、方悦は甘えた声で言った。「私の心の中には秦さんしかいません」