第477章 倉庫に入る!

言い終わると、閣主は大きな足取りで薬神閣を出た。

五長老は心配していたが、力及ばず、ただ傍らで見守ることしかできなかった。

薬神閣の入り口は、とても広い通りに面していた。

この時、通りの両側には人影一つなく、ただそよ風が吹き抜ける音だけが聞こえていた。

閣主は寒々しい大通りに立ち、淡々と言った。「来たのなら、出てきなさい」

暗がりは静寂に包まれていた。

一瞬もしないうちに、数道の人影が暗がりから飛び出してきた!

十人の半歩武侯が、閣主を取り囲んだ。

彼らの身から放たれる気配は強大で、恐ろしい威圧感が通り全体に漂っていた。

明らかに、閣主に対して威嚇を行おうとしていた。

「私の薬神閣を包囲するつもりですか?」閣主は眉を上げ、その身から突如として気配を放った!

数道の気配が衝突し、空気は轟音を立てて震動した!