大戦が一触即発!
双方の気配が空気を爆鳴させ、断霊丹の影響で閣主の気配が少し不安定になっていた。
「始めよう!」
怒号とともに、第三次攻撃が展開された!
それぞれが自分の切り札となる技を繰り出し、無数の光が天地を覆い、この場所は戦場と化した!
「ドドドン!」
巨大な音響が、どれほどの見物人を引き寄せたことか!
一般人までもが噂を聞きつけて集まり、遠くから一戦を見守っていた!
「薬神閣と聖儒門が戦いを始めた!」
「六人がかりで薬神閣閣主一人を攻撃するなんて、ふん、恥知らずめ!」
「閣主、頑張れ!」
波紋のように広がる気配に、一般人である彼らはこの力に耐えられなかった。
「ぐっ!」
強大な威圧に血を吐く者もいれば、その場で命を落とす者もいた。
広場で、閣主は眉をひそめた。
彼女が手のひらを軽く差し出すと、突然、掌に一つの障壁が凝集された。
そして、閣主が手のひらを前に押し出すと、この障壁は空中に浮かび、見物人たちの上を覆った!
「こんな時になって、その虫けらどもの心配をするとはな!」賀騰は冷たく言った。
「薬神閣閣主、私たちを見くびりすぎではないか!」曲長老も大声で叫んだ!
言葉とともに、彼らは再び身を寄せ、閣主の陣法の中で、それぞれの生涯の絶技を繰り出した!
この大戦は、昼から深夜まで続き、まだ勝負がつかなかった!
強大な閣主は、そこに立ち天神のごとく、心を動かせば天地の力を引き寄せることができた!
「ぐっ!」
また一つの紫色の掌が伸びた!
この一撃で、許北鋆の肋骨が砕け散った!
「くそっ!」
許北鋆は口角から溢れる血を拭った。
「こんなはずはない、同じ境地でこれほどの差があるなんて!」
これは許北鋆の認識を完全に超えていた!半歩武侯に至って以来、このような相手に出会うのは初めてだった!
やがて、時は明け方となった。
見物人たちも耐えきれなくなり、その場で居眠りを始める者も出てきた。
「この女は本当に化け物だ!」賀騰はさらに狂気じみていた!
まず化け物のような秦玉に出会い、今日はこんな強大な閣主に出会うとは!
彼の脆い自尊心は、一瞬にして粉々になった!
遠くで、二長老の気配が不安定になり始めた。
彼は荒い息を吐きながら、大長老の強烈な攻撃の前に後退を余儀なくされた!
「バン!」