その掌が轟々たる威圧を放ちながら、秦玉に向かって迫ってきた!
しかし秦玉はその場に立ったまま微動だにせず、表情には喜びも悲しみもなかった!
「当たった!」大長老は状況を見て、心中で狂喜した!
この一撃は彼の絶技で、鋼板さえも一瞬で打ち抜くことができるのだ!
「カン!」
しかし次の瞬間、大長老の表情は凍りついた。
この一撃を受けても、秦玉はまったく動かなかった!表皮さえも破れていなかった!
「これが半歩武侯の力なのか?」秦玉は大長老を見下ろしながら、冷笑を浮かべた。
大長老の顔色が急変し!額には急速に汗が浮かび上がった!
「こ...これはありえない!」大長老は恐怖に二歩後退し、目の前の光景を信じられないようだった!
自分の全力の一撃が、まったく傷一つつけられないとは?これが本当に半歩武侯なのか?!