曲長老の言葉を聞いて、その場は静まり返った。
谷滄海は怒りに満ちた表情で、冷たく曲長老を睨みつけ、言った。「我が聖儒門が、自ら和解を求めるだと?もしそれが広まれば、聖儒門の面目が丸つぶれだ!」
曲長老は慌てて説明した。「門主、今や聖儒門の上下は人心が動揺しております!特にあれらの家族たちが!」
「聖儒門が彼らを守ってくれると思っていたのに、逆に災いをもたらしてしまった。このまま続けば、聖儒門の名声はさらに傷つくことになります!」
谷滄海はその言葉を聞き、眉をひそめた。
曲長老の言葉には一理あった。このまま続ければ、今後誰も聖儒門と関わりを持とうとしなくなるだろう。
谷滄海は暫く黙り込んだ後、ゆっくりと言った。「秦玉が必ず同意すると、どうして確信できる?」
曲長老は言った。「私も確信はありません。ですから...試してみるしかないのです。」