まばゆい金色の光が、次々とその石碑に向かって飛んでいった!
「何をするんだ!」傍にいた八字髭は慌てふためいた。
止めようとしたが、もう遅かった。
巨大な力で、石碑は揺れ動いたが、粉々にはならなかった!
「なんて硬いんだ」秦玉は感嘆した。
八字髭はほっと息をつき、胸をなでながら言った。「道友よ、むやみに手を出してはいけない。宝物はここには隠されていないのだ」
秦玉は八字髭を見て言った。「ここになければ、どこにあるんだ?」
「もちろんこの近くさ!経験不足だな!」八字髭は不満げに言った。
彼は石碑の周りに円を描きながら言った。「誰が宝物を隠す場所に碑を立てるものか?それこそ『此処に銀三百両なし』というようなものだ!」
「なるほど!」
八字髭にそう言われて、秦玉も気づいた。