第562章 武侯に踏み入る！

「バキッ！」

天地の力を秘めた天雷が、秦玉の金色の肉身に激しく打ち下ろされた！

彼の肉体には一瞬のうちに無数の亀裂が走り、まるで粉々に砕かれそうだった！

しかし、それでもなお秦玉は動じることなく、表情すら変えなかった！

「まさか...この者は天劫で肉身を鍛えようとしているのか？！」谷滄海は何かを悟ったようだった！

思わず彼は息を飲んだ！

他の者たちは天劫に直面すると、避けようとし、様々な法器を用意して対応し、天劫の下で死ぬことを避けようとする。

しかしこの秦玉は対応するどころか、天劫を鍛錬の機会として扱っているのだ！

このような狂気じみた行為は、前代未聞だった！

「す...すごい！」その瞬間、全員が息を飲んだ！

谷滄海は冷や汗を流し、両足が震えていた！

この時、彼は突然後悔し始めた。この秦玉に関わったことを！

「肉身だけで耐えられるはずがない！」谷滄海は怒鳴った！

秦玉の行為は天を怒らせたようで、第三の天雷が黒雲の中でゆっくりと形成され、銀色の光が空全体を照らした。

「ドーン！」

耳をつんざくような音が轟いた！銀色の稲妻は数倍に膨れ上がり！瞬時に地面を粉砕した！

秦玉の肉体は、この天雷の下で完全に砕け散った！

「よし、よし！この狂徒を打ち殺せ！」谷滄海はその様子を見て、興奮して叫んだ！

しかし、秦玉の砕け散った肉身は、ゆっくりと癒えていった。

「気持ちいいな...」秦玉は唇を舐め、狂気の色を浮かべた！

「ドーン！」

第四の天雷が降り注いだ！今度は、現場を雷の海と化した！

数メートル四方が全て銀色に変わった！

避けきれなかった者たちは、その場で灰となった！

「退け！」人々は慌てて叫んだ！

無数の人々が後退し、この天劫に巻き込まれないよう必死だった！

谷滄海さえも近寄ることができなかった！

秦玉の体は金色の光に包まれ、金色と銀色が交錯し、その光景は恐ろしくも壮大だった！

彼の肉体は絶えず砕かれ、輝く白骨が露わになった。

しかし砕かれるたびに、肉身はゆっくりと癒えていった！

第五の天雷が落ちた！今度は、秦玉の肉体はより硬くなったようだ！

第六の天雷では、秦玉は表皮が破れただけだった！

第七の天雷は、秦玉の肉身に白い跡を残すだけだった！

第八、第九...。