第687章 2体の男屍の威力

二筋の眩い光が天に向かって立ち昇った!陣台全体が轟々と鳴り響き、何か強大な力を醸成しているかのようだった!

そしてこの異変は、当然ながらその男女の注意を引いた。

二人は思わず陣台を見つめ、眉をひそめた。

「これは一体どういうことなの?」女が驚いて尋ねた。

男は黙したまま、目を陣台に向けた。

八字髭はようやく目の前の光景に気付き、陣台上の二体の死体を一瞥すると、慌てて脇へ退いた。

その二体の死体は、陣台の上で光を放ち、轟音が絶え間なく響き渡った。

「バキッ!」

ついに、陣台が耐え切れなくなり、崩壊し始めた!

極めて強大な力が、その二体の死体に流れ込んだ!

「シュッ!」

男の死体の目が、突如として開いた!

彼らは瓦礫の中からゆっくりと立ち上がり、極めて古めかしい気配が、この二体の男の死体の周りに漂っていた。