言わざるを得ないが、小魚の言うことには確かに一理あった。
以前の薬王の出現は、まさに天地を揺るがすものだった。まして万年薬材となれば尚更だ。
しばらく考えた後、秦玉は翌日唐末に告げることを決めた。
この万年薬材が手に入らなくても、唐家は少なくとも何らかの補償をしてくれるだろう。
翌日。
秦玉がまだ目覚めていないうちに、外からドアをノックする音が聞こえてきた。
ドアを開けてみると、二人の人物が立っていた。
その一人は、以前慶城で会った宋山と関祖だった。
そして彼の隣には、さらに一人の武侯がいた。
「どうしてここに?」秦玉は眉をひそめて言った。
宋山は意味ありげに笑いながら言った。「もちろん、お前を助けに来たのさ。我々洪一門はお前と協力関係を結んだからには、当然手を貸すさ」