万古瓊の顔には、冷たさと他人の不幸を喜ぶような表情が浮かんでいた。その様子は、以前の優雅な紳士の態度とは全く異なっていた。
「やはりな」秦玉は目を細めた。
秦玉の予想通り、この楽賢は確かに万古瓊が連れてきた者だった。
「秦玉、今や秘境の出口は閉ざされた。ここで死を待つがいい!」万古瓊は大声で笑った。
秦玉は冷たく言った。「万古瓊、私が武聖の境地に達する日が、お前の万家が滅びる日となるだろう」
「ふん、その機会はもうないがな」万古瓊はそう言い残して、横に立ち去った。
傍らの荘騰が前に進み出て言った。「秦兄さん、ここでは万古瓊を刺激しない方がいい。どうしても無理なら、謝罪して、彼の要求を一時的に受け入れて、まずは逃げ出すことです」
秦玉は荘騰に軽く頭を下げて言った。「ありがとう」
そう言うと、秦玉は広場に歩み寄り、場所を見つけて座った。
彼は空間神器から予め用意していた宝物と、一枚の札を取り出した。
札には明確に数文字が書かれていた:全ての品物は万年薬材と交換。
その後、秦玉は静かに目を閉じた。
秦玉の前には、天階術法、天階丹方が並べられており、どれも最高級の品々であった。
秦玉はそこに座って、静かに交換会の開始を待っていた。
今回の交換会は初めての開催で、参加者は多くなかったが、質は非常に高かった。
これらの参加者はほとんどが一流世家の者たちで、手持ちの宝物は数え切れないほどだった。
秦玉は神識を解き放ち、周囲を覆った。
すぐに、彼は多くの薬材を発見した。
これらの薬材は、どれも最高級と呼べるもので、その中に万年薬材が少なくとも三株あった。
もしこの三株の万年薬材を手に入れることができれば、秦玉はすぐに閉関修行に入ることができる。
もちろん、それは全く不可能で、一株でも手に入れば御の字だった。
時は飛ぶように過ぎ、すぐに交換会が始まった。
秦玉の店の前を通る人々は、皆身を屈めて注意深く品物を観察した。
「神仏千手?これは天階上乗の術法ですね。私の法器と交換できないでしょうか?」ある者が前に進み出て言った。
秦玉は首を振り、札を指差して言った。「私は万年薬材しか求めていません。申し訳ありません」
「残念だ」相手は首を振り、少し残念そうに横に立ち去った。