程幽は彼を睨みつけ、手で彼の口を塞ぎ、顔を埋めたまま歯を食いしばって低く吼えた。「黙って!」
容睿は口を塞がれ、特に彼女のピンク色に染まった耳先を見下ろすと、心の中で何故か爽快感を覚えた。
しっかりと塞がれた口を少し開き、容睿は舌先を出して彼女の手のひらを舐めた。
程幽は全身が凍りついたように固まり、手を少し引っ込めかけたが、すぐに罠にはまったと気づき、意地を張って再び押さえつけた。
容睿の舌はますます器用に、彼女の手のひらを放埓に舐め回した。
数回舐められただけで、程幽はついに我慢できなくなり、手を引っ込め、彼を殺してやりたい気持ちになった。
容睿は笑い声を漏らし、二人にしか聞こえない声で囁いた。「君のそんな姿が大好きだよ。気に入らないなら、俺を抱いてみろよ」