第789章:異郷で旧友と出会う

履歴書を持って、余裏裏は帝都のあらゆる就職市場をほぼ走り回った。

しかし、適していないか、給料が低いかのどちらかだった。

最高給料でさえ月給五千元に達せず、帝都のような都市では、食事と住居費を除けば、ほとんど残らない。

そして、一日が終わり、何も得られなかった。

余裏裏は自分が極限まで惨めに感じた。帝都に来て一年目、同居人に百餘万元を騙し取られた時でさえ、今ほど悲しい気持ちにはならなかった。

貧困窮乏。

孤児院から出た時、院長は彼女の運勢は軽く賤しく、運が悪いと言った。

当時の彼女は一笑に付したが、まさか今日このような境遇に陥るとは。

夕方五時過ぎ、人材市場近くのコンビニでカップラーメンを買い、コンビニ横のパラソルの下で食べていた。これが今日三度目のカップラーメンだった。