余裏裏は羅燃を見た瞬間、少し驚いた様子だった。
同時に、羅戰の方を振り向き、驚いて叫んだ。「双子なの?」
「そうだよ、そうだよ」羅戰は鼻をこすりながら、自分のゆったりとしたカジュアルなショートパンツを引っ張り、羅燃のかっこいいぴったりとした革ジャンを見て、うなずいた。「双子だよ」
余裏裏は言葉を失った。この差は大きすぎる!
「どうしたの?」羅燃は余裏裏を見つめ、顔には奔放な笑みを浮かべていた。
「どこか具合が悪いの?」
余裏裏は彼を見て、それから羅戰を見て、小声で言った。「私、たぶん...性冷感みたい」
羅燃はそれを聞いて少し驚き、歐銘の方を見て、眉を上げて尋ねた。「性冷感?」
歐銘はうなずいた。
「ふむ」羅燃は振り返って中に入り、余裏裏に言った。「ついてきて」
羅燃は余裏裏をある部屋に案内した。中は何もない空っぽの部屋だった。
四方の壁は真っ白に塗られ、中には椅子が二つと机が一つしかなかった。
羅燃は机の後ろに座り、机の前の椅子を指さして言った。「座って」
余裏裏は座り、羅燃を見つめた。
羅燃はすぐに役割に入り込み、言った。「これからいくつか質問するから、できるだけ早く答えて。恥ずかしがらずに、正直に答えてね」
「わかった」
「名前は?」羅燃の口調は少し速かった。
余裏裏はこの質問を聞いて、思わず感情のテンポも上がり、答えた。「余裏裏」
「年齢は?」
「24歳」
「今どんな仕事をしているの?」
「編集アシスタントで、漫画も描いてる」
「仕事はどのくらい続けてるの?」
「半月ちょっとかな」
「楽しい?」
「まあまあ」
羅燃は彼女をじっと見つめ、さらに速い口調で尋ねた。「初めての性体験はいつ?」
余裏裏は一瞬固まり、少し間を置いてから言った。「18歳の誕生日」
「今の彼氏とだった?」
「うん」
「性冷感なの?」
「うん」
「いつから始まったの?」
「わからない」
「いつ気づいたの?」
「先月」
「性冷感だと気づいた後、セックスした?」
「した...」
「何回した?」
余裏裏は慎重に考えてから言った。「3...4回かな?」
「はっきり答えて」
「4回」
「オーガズムはあった?」
「1回だけ...」
「たった1回?」
「うん」
「セックス中に不快感はある?」
「ある」