「あなたは知らないでしょうけど、今やあなたは私たちのサイトで一番の絵師なんですよ、神様みたいな存在ですよ!」葉茜茜は話しながら、明らかに興奮してきて、言った。「前にあなたが市の中心部に住んでいると聞いたとき、すごくびっくりして、何度もあなたを訪ねようと思ったんですけど、いつも口実が見つからなくて。まさか、あなたが自分から私のところに来るなんて、ああああ!」
余裏裏は彼女を無言で見つめ、少し困ったように額に手を当てて言った。「何が自分から来たって……」
「あなたみたいな神様は、私たちがあなたを見たときの憧れを知らないでしょうね。なんてこと、あなたが毎日私の前をうろうろしていたなんて」葉茜茜は彼女の額に当てた手を掴み、目を輝かせて尋ねた。「でも、これって本当にあなたの初めての作品なの?画風がこんなに成熟してるから、そうじゃないでしょう?」
「はい、初めての作品です」余裏裏は手を掴まれて少し気味悪く感じ、無意識のうちに手を引っ込めながら説明した。「たぶん普段からイラストとか描くのが好きだからかもしれません。だから、そんなに苦労せずに描けたんだと思います……」
「違う!」葉茜茜は頭を振り手を振りながら大声で叫んだ。「イラストと漫画は全く別物よ!小説と作文みたいなもので、比べられるものじゃないわ!ストーリー設定や画風だって、外の派手な作品とは全然違うんだから!でもね……人と人を比べると、本当に悔しいわ!この前あなたの漫画のアクセス数を見たんだけど、原稿料をもらうときは、少なくとも六桁はいくわよ、はぁ!」
余裏裏は突然よだれで喉を詰まらせ、目を大きく見開いて信じられない様子で目の前の葉茜茜を見つめ、言った。「まさか、そんなに?」
「そうよそうよ、やっと分かったでしょ!私たちみたいな新しいサイトも将来有望なのよ!」葉茜茜は羨ましそうな顔で、余裏裏のベッドに歩み寄り、自分を投げ出して言った。「でも、どうして私の絵は人気が出ないんだろう、私も昔は絵を描いていたのに、はぁ……」
「あなたは有望株を発掘する人として、絵師よりも偉大よ。落ち込まないで、これからもっと凄い絵師を発掘できるわよ。そうしたら、あなたの手数料もどんどん増えるわ」
「そうね、あなたの原稿料が多ければ、私の手数料も多くなる。そう考えると気が楽になるわ。さあ、ショッピングに行きましょう」