林澈は心が乱れて、明日どうやって外出すればいいのかわからなかった。
最後にウェイボーを見ると、なんと一気に数万人もフォロワーが増えていた。
しかし考えるまでもなく、おそらくほとんどがアンチだろう。林澈はため息をつくしかなく、電話を置いた。
傍らで顧靖澤が眉をひそめた。「寝るときは携帯をいじらないほうがいいんじゃないか」
林澈は言った。「ちょっと見ただけだよ。すぐに寝るから」
横向きに寝転がると、顧靖澤はすでに目を閉じていた。顧靖澤は横になっていても、体はまっすぐだった。林澈はいつも、彼が一晩中動かないんじゃないかと思っていた。
林澈は彼を見つめた。灯りがほのかに輝き、かすかな光線が彼の頬に完璧に当たっていた。布団は半分しかかかっておらず、彼の逞しい体は明暗二つの面に完璧に分かれていた。明るい面は古銅色のセクシーな筋肉を見せ、暗い面は明るい面よりもさらに想像をかき立てた。まるで艶やかな暗い光を纏っているかのように、華麗で魅惑的だった。